上意下達のヒエラルキー型組織では、往々にしてこの種のトラブルが起こります。
最近では、
・日本大学アメリカンフットボール部の危険タックル指示
・スルガ銀行の不正融資
・日産、スバル、マツダ、スズキ、ヤマハによる不正検査
など、枚挙に暇がありません。
同じような報道を耳にしていますが、
問題は、
『なぜそのようなことをしてしまったのか?』
『本当の原因は何なのか?』
ではないでしょうか。
多くの大企業は、コンプライアンスホットラインを設置し、
常時監視していることを謳っています。
しかし、内部通報とは、社員にとって最終手段です。
そのうえ、組織ぐるみの問題に関しては、内部通報という手段を用いることはほぼできません。
・内部通報が多い企業は、内部通報をする前に、相談できる相手が居ない可能性があるということ。
・内部通報が少ない企業は、そもそも内部通報しても内部通告者自身にとってデメリットしかない可能性があるということ。
ですので、単純に内部通報の量のみで判断はできません。
実は、ヒエラルキー型組織は、各層の管理職の能力や努力がかなり問われる形態です。
モラルが無い、能力がない、人望が無い、管理職が組織を任されると、その下に属する社員の方々は、能力やスキル、やる気を発揮する場を無くしてしまうことが多くみられることでしょう。
今一度、社内のマネジメント体制を見直す時期に来ていると断言いたします。
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