量の育成

コロナウィルスの影響は、全世界的に広がっていますね。

ご多分に漏れず、弊社も大打撃を受けています。


大切な人材を集合させる研修などは、当分実施判断が出せない状況であると考えます。


その上で、人材育成とはなにか?を改めて頭の中を整理してみました。

人材の育成とは、「量の育成」と「質の育成」があると言われています。

「量の育成」とは、知識やスキルの向上に関する育成ですね。

読書や勉強、勉強会や研修会が適していると言って良いでしょう。

もう一つ、「質の育成」とは、モノの観方や価値観に関する育成です。

いろいろなことからの気付きによって、

自身の価値観を、時代の流れや状況に対して変化させていくことが重要です。


育成の方向性が違うため、取り組み方を変える必要があります。

まず、「量の育成」では

1.知識に対して

  ①具体的な知識を得る

  ②知識の要点を理解し、抽象化し覚える

  ③抽象化された知識を具体的な行動にする

2.経験に対して

  ①具体的な行動を実践し内省する

  ②行動のポイントを理解し、抽象化し覚える

  ③抽象化された知識を具体的な、より良い行動にする

というステップが必要となります。


同じことを繰り返す業務は出来るが、

工夫や改善を行うことや、マニュアルを作ったり、部下に教えたりが苦手な人は、

知識と経験の②に関する、要点の抽象化ができてない人かもしれません。

業務や事柄に関して、「要するに」で説明できるかどうか、

自分で試してみるとよいでしょう。

ここで重要なのは、上司や周りの方による「フィードバック」になります。

お互いの知識や経験の内容を確かめ合うことが、量の育成に関しての一番の近道です。


株式会社賢嶺

1.業務アウトソーシング 2.労働生産性を高める業務改善 3.組織風土改善・人材育成 に関する支援を行います。